洞斎山人日乗

ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ。

今日は酒盛り

旧友4名と中華料理店で酒盛り。

四川料理は唐辛子がよく効いて、食が進んでよろしい。
「辛さ」は口腔内の痛点が感知し、痛点からの情報に基づき、脳みそが痛みを緩和させる物質を放出するらしい。この物質は同時に食欲をも昂じさせるため、辛いものを添えると食が進むとか。それにしても、辛くて、旨い。
ビールと紹興酒で下地を作ったうえで、「五粮液」なる中国の蒸留酒を飲む。小さいガラスのコップに一口で飲める程度の量を注いで飲むのだが、アルコール度52%にも達するものをストレートで飲むのは少々辛かった。穀物酒独特の香ばしさ・旨みは存分に楽しめるので、本当の酒好きにはお勧めできると思う。われわれの仲間内では、一名だけが平気の平左とばかりに、事も無げに三杯を一気にあおっていたが、あとの者は筆者を含め、苦戦。

それぞれ、公に私に、悲喜こもごもの人生模様を描きつつ、日を暮らしている。苦と楽とが二つながらに表裏をなしつつ、昨日まで、今日この一日を形作り、明日以降も同様のことなのであろう。
思うところの多い一夜でありました。