洞斎山人日乗

ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

書付その43

先々週末花見をした川土手を、先週末の某晩通ってみた。近所の小学校のグラウンドの照明に照らされて穂の白く浮かぶ桜の花。月並みな表現だが、なんとも幻想的な風景である。桜の木に近づいてみてみると、さすがに花びらを落とした花が多くなっていた。残っ…

若草の 香りの中を 突っ切れり草の香や 家路の人の 頬緩む春の宵 険しき顔と 行き遇わず花揺らす 風や揺れ飛ぶ しゃぼん玉花の下 親子で親しむ しゃぼんかな

書付42 今日は明るく花見せり

家内と近所に花見に出かける。 幅4・5メートルほどの川の土手の上、数百メートルほどの間に桜が植わってある。桜が植わってあるあたりの道は歩行者自転車用なので、自動車に気を使うことなく桜を楽しめるようになっている。 昼下がりに歩いていってみる。…

書付その41

ものみなを 洗い流せよ 花の雨四月馬鹿 何する間もなく 日は暮れぬ汚さるも 洗わるもよし 花の雨 年度初めの今日の日も、日がな降り続ける雨の中、かくも慌ただしく暮れ行きました。