洞斎山人日乗

ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

惜しむは口惜し

先週までは、近年稀なる実に過ごしやすい夏の日々であったのだが、先週末を挟んで今週からは、湿気を帯びた、時折雷雨すらも交えるような、爽快と言い難い空模様の日々なのである。 昨年のごときタガの外れたような猛暑でないだけましではあるが、一度味わっ…

夏の夕暮れ

昨日今日と早じまい。 自転車にまたがり、鼻歌まじりで家路を進む。 頭上の雲が、西日を受けてほの赤く輝いている。 空が澄んでいるから、雲の色が殊の外透明感を帯びているように見える。 爽快感あふれる夏の夕方だ。 平和橋より下流の猿猴川沿いは、高い建…

この世にゃ不如意が

つらつら思わなくても、この世はごまんの不如意に満ち満ちている。人類うん千年かうん万年かの歴史は不如意との格闘の歴史であり、人類は未だかつて不如意で無かったことは無いのである。不如意は常に人類と共にあり、不如意こそは人類の最大の友であると申…

夏来る

7月8日に梅雨明け宣言の広島である。暑い。とはいえ、梅雨時の湿気は抜けて、からりとした暑さなので、意外と過ごし良いので助かる。今のところ(たったの3日だが)、去年ほどの酷暑ではないようだ。もっともこれから酷暑になっていくのかも知れないが。 夏…