洞斎山人日乗

ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ。

2011-01-01から1年間の記事一覧

惜しむは口惜し

先週までは、近年稀なる実に過ごしやすい夏の日々であったのだが、先週末を挟んで今週からは、湿気を帯びた、時折雷雨すらも交えるような、爽快と言い難い空模様の日々なのである。 昨年のごときタガの外れたような猛暑でないだけましではあるが、一度味わっ…

夏の夕暮れ

昨日今日と早じまい。 自転車にまたがり、鼻歌まじりで家路を進む。 頭上の雲が、西日を受けてほの赤く輝いている。 空が澄んでいるから、雲の色が殊の外透明感を帯びているように見える。 爽快感あふれる夏の夕方だ。 平和橋より下流の猿猴川沿いは、高い建…

この世にゃ不如意が

つらつら思わなくても、この世はごまんの不如意に満ち満ちている。人類うん千年かうん万年かの歴史は不如意との格闘の歴史であり、人類は未だかつて不如意で無かったことは無いのである。不如意は常に人類と共にあり、不如意こそは人類の最大の友であると申…

夏来る

7月8日に梅雨明け宣言の広島である。暑い。とはいえ、梅雨時の湿気は抜けて、からりとした暑さなので、意外と過ごし良いので助かる。今のところ(たったの3日だが)、去年ほどの酷暑ではないようだ。もっともこれから酷暑になっていくのかも知れないが。 夏…

つぶやき5

今日は雨こそ降らなかったが、梅雨の間にふさわしい、やや湿り気を帯びた空気が薄ぼんやりと差したり翳ったりする日に照らされ、やや蒸し暑さを感じる一日だった。夕方、またも早じまいした。病院に寄った帰り道の空は、昨日の澄んだ空とは真逆の、うす雲が…

つぶやき4

丑三つ時。今宵もほととぎすの声が住宅街を亘っていく。なぜにお前ばそんなにも夜を鳴き明かすのか? ほととぎす 夜泣きを聴く馬鹿 知らぬ馬鹿夕方、今年初めての入道雲が、小ぶりながら西空にわだかまり、残照を頂きに受けていた。その向こうにわずかな夕映…

つぶやき3

今宵も夜半に至ってほととぎすが鳴き始めたり。元気なことで、まこと慶賀の至りなり。 ほととぎす 麦酒を片手に 宵の口

つぶやき2

夜に入って雨が降り出した。朝方も雨だった。天気予報は当たっていた・・・。 雨の夜更けに響くのはホトトギスの声 奴らはいつ寝てる? ほととぎす 我と汝と 夜もすがら

つぶやき

夜半、ホトトギスの声が住宅街に響き渡る。6月の夜は湿り気を含み、何やら艶めかしげで・・・。

いかめしいかにもうまし

某デパートの「北海道物産展」に行く。 函館本線森駅名物の「いかめし」が旨かった。 イカは柔らかで素朴な味わいのたれが良く滲みて香ばしく、中のうるち米・もち米混合の飯は程よい弾力があり、かつイカの旨味をたっぷり吸いこんでおり、外身と中身が調和…

ゾウムシさんとの遭遇

日中、洗濯物を取り込んでいると、一枚のタオルに怪しの虫がへばりついているのを発見!!長大なる口吻を有していらっしゃるのでゾウムシさんであるには違いないが、さて種類の同定が難しい。あいにく、筆者はゾウムシには堪能ではない。体長は1.5cmほ…

鳥さんを眺める

過日、同居人と散歩など致して、野の鳥を望見した。 見かけた鳥さんの覚えを以下記す。 ・ハクセキレイ : 昨年の生まれの若鳥か? ・キセキレイ : セキレイが冬枯れの川床を、餌を求めて歩き回る。すばしっこい。ちょこちょこ歩く姿は、等の鳥にしてみれば…