洞斎山人日乗

ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ。

2007-01-01から1年間の記事一覧

書付その21

サンフレッチェ広島、あれよあれよの間に天皇杯決勝へ進出。これで元旦の行事が決まってしまった。即ち午前中はニューイヤー駅伝、午後は天皇杯とテレビスポーツ観戦のハシゴと相成る。これだけのチームが何故にJ2に陥落してしまうのかという疑問を禁じえ…

書付その20

カープの契約交渉を見て思うこと。 給料を気前よく上げるだけが能ではないと思うが、もう少し選手のプライドにも配慮したほうがいいと思う・・・。 「給料分の働き」というカープの交渉姿勢が球界で最も真っ当である、と思いたくもあるが、前田様が少々気の…

とどめのパンチ

明るい話題に乏しい本年の広島スポーツ界。とどめにきたのがサンフレJ2降格だった。 赤字の山・観客動員の少なさ・J2降格と、カープに負けず劣らず、サンフレも踏んだりけったりな一年である。有力選手の流出が想定される中、長丁場で試合数が多く、会場…

書付その19

広島市街地を離れること数十分の田舎。 田畑の畦に生えているのは柿の木だ。あの厚ぼったい葉はとうの昔に散りつくしている。目立つのは、冬の日差しを一杯に浴びて渋くも明るく輝く、橙色の柿の実である。枝にいくつもぶら下がる柿の実を表現して、祭礼の日…

書付その18

師走である。年の瀬間近である。天気図が縦縞模様をなしており、ようよう冬模様の今日この頃だ。トーンの低い、しかし澄んだ冬の日差しの中、木枯らしに身を任せる銀杏が、風一陣ごとに、金色の葉を振り落としていく。舞い落ちていく数多の葉が、午後遅いや…

季節感

朝洗面所で顔を洗っていると、ジョウビタキの声が聞こえてきた。 あの声を聞くと、朝の寒気がことさら身にしみるように思えるから不思議だ。 昼間外を出歩き遠くを眺めると、山襞が作る影の濃さが印象深い。この影の濃さも、ごく自然に晩秋と冬の気配を想起…

書付その17

「しゃばけ」シリーズの本(文庫版だけど)第2弾を読んだその晩、「しゃばけ」のテレビドラマ版をやっていた。 筆者子の場合、小説をドラマ化したものを見る場合、どうしても「怖いもの見たさ」という感覚にならざるを得ない。原作たる小説を読んだ段階で、…

書付その16

約10年ぶりにマニュアル車を運転した。ろくに車の通りもない田舎道を500Mほど行って帰るだけだった事もあったが、体が所要の動作を覚えていたので、意外なことに、大したトラブルもなく往復できた。マニュアル車の運転の巧拙は、結局、ギアの上げ下げの…

山の書付その1

〜道後山を歩く〜 家内と道後山へと出かけた。広島市から中国道を行き、庄原にて国道183号線に入り、最後の九十九折の急坂を登りきったところが三坂の集落で、道後山の膨大な山体が目に入ってくる。右折して入った、道後山スキー場・登山口へと続く道を、…

インナー・マーケティング

日ハムが強くなった要因の一つとして、フロントがしっかりしているという点が挙げられる。まるで日ハムファンが存在しなかった北海道に何としても根付きたいという思いから、ファン作り、地元との関係作り、そしてチームの強化といったところを地道に進めた…

書付その15

広島秋色点景広島市内中心部の百貨店、東急ハンズの如き小物を扱う店は、もう一週間以上も前から、クリスマスをイメージしたイルミネーションやら飾りつけを施して、消費気分を煽らんとしている。若い女性の財布、若い女性に貢ぐ男性どもの財布の口を早くか…

書付その14

出張で大阪へ行く。午後5時半の大阪市内は既に日は沈んで久しい黄昏時。つるべ落としの秋の夕陽とはよく言ったものだ。余光わずかな西空の下へと向かう新幹線で、広島に帰る。

書付その13

長々残暑が続いたこの秋だが、突如寒さが襲い掛かってきた。広島県南部でも、内陸部では夜間の気温は一ケタ台。体調を崩す人が増えたことだろう。 唐突の寒さに驚いて周囲の自然を見渡せば、かくのごとき変化を見出すことができた。 ○ツバメが居ない ○モズが…

先々週のことを今更のように語ってみる

先々週末の広島市民球場での大イベントといえば、カープの今シーズン最終戦、佐々岡真司投手の引退試合である。筆者子は、これを見逃すは末代までの恥とばかりに、家内共々試合開始30分前に球場前に駆けつけた。入場券の売り場を探すと、・・・・売れ残っ…

書付その12

過日、ソフトボールに参加した。散々なる出来だった。6回打席に立って3回三振はいただけない(内2回が見逃し)。振ったバットが、あのでかいボールにかすりもしないというのは、誠に摩訶不思議で怪しからん現象である。他の人が易々とやってのけるばかりか…

乞うご期待

感動の名文を書いていたが、誤って全部消してしまった。 バックアップも取っていなかった。ああ、何たる過酷な運命だ。 最早書き直す気力も起きぬ。よって、明日改めて書き直すこととする。

書付その11

アパートの階段に住み着いたジョロウグモ女史。放っておいたら、この初秋の候、いつの間にやら巨大化していた。階段の天井の片隅を占めるに過ぎなかった巣もいつの間にやら、結構な空間を埋めるに至った。それでも、こちらの階段の通行の邪魔にならないなら…

ジャンキー

久々、マックのドライブスルーでハンバーガーを買って、車の中で食した。唐突に、食したくなったのである。 塩辛く大味だ。アレを毎日食ってりゃそりゃメタボリックにも、若年性の肥満になるわい。向こう1年〜半年はマックで食事をすることはないであろう。…

{雑事}書付その10

心優しきコイのエース佐々岡真司投手引退。アレだけがつがつしていないエース投手も珍しい。先代エースの北別府投手とは対照的。結局負け越したままで引退することになってしまった。鯉党としては無念。彼の成績こそがここ十数年間のカープの状況を象徴する…

宮島・弥山

10数年ぶりに厳島の最高峰の弥山(みせん、旧字:彌山)に登頂。小さなお子さんを含む一隊で、宮島桟橋から2時間強で登頂。10数年前、1人で登ったときは確か、1時間前後で登頂し、毛利元就安芸制覇を決定付けた厳島合戦の折、陶晴賢の武将の末期の地…

勝つには勝ったが・・・・

連敗を5で止めた我等がカープ。されど、最終回のどたばたが勝利の美酒の後味を苦くしたことは否めない。 青木勇投手の3連打は、咎めまい。少々酷使の気あり。問題は次の永川投手。せっかく2アウトまで取っておきながら、ワイルドピッチの後タイムリーを浴…

赤ヘル大崩壊

先週金曜日の広島ー巨人戦で以って、今年のカープは終わり。あれから4つ負けが続くけど、まあ、やることなすこと全てが裏目。投手・野手の間の信頼も、ベンチとグラウンドの間の連携も全てが吹っ飛んで、失禁状態、糸の切れた凧の如きと云う体たらく。関東…

{雑感]訂正 他

9/7の題名ですが、コメントご指摘の通り、9/7の横浜ー広島戦にて広島の前田選手が放った安打は、同選手の通算2,004本目の安打でしたので、「漢・前田様の2004本目のヒット」であるべきでした。訂正しておきましたので、この旨本日分記事にて明記し…

漢・前田様の2004本目のヒット(旧題「漢・前田様の2003本目のヒット」)

チケットが手に入ったので家内と球場へ。前田選手の2000本安打達成の余韻からか、1万6千人超の入りだったそうだ。平日の、しかも横浜戦にしてはいい入りでした。 黒田投手はやはり本調子ではない様子。春先の調整が昨年初冬の肘の手術後の慎重な進め方…

前田選手2000本達成

おめでとうございます、前田選手!!! ・・・・・私は見に行きそこなったんだけどね。うううう・・・。あの異様な雰囲気の8回裏運命の一球を投げることとなった久本投手の 心理はどうだったのだろう。頭真っ白だったんだろうなあ。 9年前に見た、大野投手…

書付その9

早や八月も終わらんとす、いや、八月は終われり。 ついこの間夏本番だあー、いやっほう!!などと小躍りしたばかりだというのに、実にあっけなく夏は去ってしまった・・・・、まだ厳しい残暑がまちかまえているんですけどね。その残暑もあっという間に過ぎ去…

書付その8

この日記の画面左下に、「注目URL」なる欄があり、恐らくはクリック数の多い記事だと思われるが、はてな内の該当キーワードのトップページに飛べるようになっている。たまに妙な記事が載っていて、面白い。 ○太宰治 太宰治の作品といえば既に古典的存在と…

世紀末

思えばほんの10年前は世紀末だったのだ。次の世紀末はあと90年程度後のこと。もっと世紀末・世紀末と連呼して世紀末気分を堪能しておけばよかったと、家内と二人で反省を深めた。 「世紀末」という言葉のえも知れぬおどろおどろしさ、終末的・破滅的響き…

過去との遭遇

田舎で溜まり溜まった古本・古資料の仕分けなどしてみる。 もう10年以上前の学生時代の古本・古資料どもである。 筆者は古い物には本能的に畏敬の念を抱いてしまう類の人なので、このような古物を捨てると言う作業には、どうしても苦痛の念を禁じえない。…

経過報告(コウちゃんと私①)

以前本日記にて触れた、筆者子夫人の実家に住む、可愛くなくてプリチーな呼び鈴ハンサム柴犬のコウちゃんであるが、ひつこく接触を続けてきた結果、先方の気分次第ではフレンドリーな反応が返ってくるようになった。 先日夜、わんわか吠える彼に接近すると、…