洞斎山人日乗

ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ。

書付5

○クモの巣後談
 梅雨明け、夏の盛りの到来だ。昆虫類の活動の最盛期だ。するとそれを捕食するクモ類の活動も最盛期が到来することとなる。
 筆者子は4階建ての集合住宅の4階に住んでいる。階段の上がり降りは暮らしの不可欠要素だ。筆者子は勤め人であり遅し時間の帰宅もある。帰宅の途の最後に階段をあがるわけだが、最近の階段にはいささかの危険が潜んでいるため、慎重に上がることなる。
 危険とはクモの巣だ。クモどもは、成長するに従い、巣をでかくする訳だが、それが人間の通行に支障をきたす程度になったのである。
 このため最近の筆者子の最後の日課は、階段を登りながら、邪魔となるクモの巣を破壊することとなっている。が、これはいたちごっこであり、クモ氏共を全てどこいらかに放逐しないことには抜本的解決は望めない。殺生という解決法は筆者の趣味上、取り得ない。

探偵ナイトスクープ
 世の中にはすごい人が居るもんだと毎回思うけど、本日放送の三話目の、可愛い孫のため、せっせと贈り物をするおじいちゃんこそは、その極め付けだと思う。「事実は小説より奇なり」は、至言だ。