洞斎山人日乗

ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ。

久々に・・・*

日記を更新。実に3ヵ月ぶりのこと。怠慢もここに極まれりである。この、おおばかも〜ん!!(by大場嘉門「あ、安部礼司」の、チョイ悪ぶっちょさん)
3ヵ月も経ってしまったため、今や風呂上りにビールを飲んでも何ら不思議の無い季節なのである。もらい物の在庫一掃に励もうではないか!

NHK教育テレビで、一月のシリーズモノで開高健を取り上げている。今日は、ベトナム従軍がお題。すさまじい戦場体験が、作家の内面に深い刻印を作ったのだという。

開高健というと、高校生の頃に新潮文庫の「パニック」を読んだくらいだが、この中に収めてあった、秦始皇帝の長城造営に駆りだされた男を描いた作品の、不気味さ・救いの無さを真っ先に思い出す。「パニック」も、最早中身は思い出せないが、インパクトがあった事だけは思い出せる。
後年、釣りの紀行文をものしていること、文学談義で浩瀚な知識を縦横無尽に操っていることを知ったときは、上記の作品の印象からは程遠く、落差に戸惑ったものだ。